皆さんは、「貯蓄は三角、保険は四角」という言葉を聞いたことがあるでしょうか？
普段の生活ではなかなか聞くことのない言葉だとは思いますが、保険業界では当たり前のように日頃から使う言葉です。
私は、個人で保険を考える方の、原点ともいえる考えだと思います。

《貯蓄と保険の違い》
貯蓄は、少しずつ積み立てていくので、時間が経過すればその分だけ、残高は増えていきます。この残高が増えていく右肩上がりの形が三角形になります。
例えば、保険をかけずに、貯蓄のみしている方に万一があった時、積み立ててきた貯蓄分しか家族に残すことができません。

では、保険をかけていたらどうだったでしょうか？

保険は、一か月でも保険料を払えば、保険期間中は万一があっても残された家族に大きな保障を残すことができます。だから、保険は四角なのです。

貯蓄と保険にはそれぞれ、メリット・デメリットも存在します。

《貯蓄のメリット・デメリット》
メリット
・現金の出し入れがいつでもできる
・運用ではないので増えはしないが、着実に貯めていける

デメリット
・低金利時代なので預けていても、お金が増えない
・万一があった時、口座が凍結して引き出せなくなる場合がある

《保険のメリット・デメリット》
メリット
・加入後すぐに大きな保障が持てる
・保険期間中は、万一があった場合の資金は確保できているので、目的に合った貯蓄がしやすい。

デメリット
・失効・解約をしてしまうと保障がなくなってしまう。（終身保険の終身払いに潜む罠！！参照）

今までは、万一の話しをしてきました、では病気やケガをした時はどうでしょうか？
例えば、ガンや脳梗塞といったような大きな病気になったとしましょう。
治療費を貯蓄から補えたとしても、後遺症が残ったりしたらどうでしょうか？
後遺症の状態によっては、同じ職場では働けない状態や、フルタイムで働けなくなる可能性もあります。そうなってしまうと貯蓄だけでは補えないのではないでしょうか？

私が思うことは、保険という商品は自分や家族を守る為には欠かせないものだと思います。
一般的には、貯蓄だけで補える事柄には限界があると思います。
保険だけ、貯蓄だけ、というのではなく、保険と貯蓄を住み分けて考えることが不安を取り除く第一歩ではないでしょうか。

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